平均年齢22歳!これからの外国人採用でタンザニアに注目すべき理由

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雪を頂く雄大なキリマンジャロ、色とりどりのビーズや布をまとったマサイ族、バオバブの森、サバンナ、野生動物。日本人の多くが持つアフリカのイメージ全てがタンザニアにあります。近年は大自然だけでなく、豊富な地下資源も世界から注目され、高い経済成長率を誇るようになりました。

平均年齢が49.4歳と50歳に近づきつつある日本に比べ、タンザニアは平均年齢22.7歳、年齢中央値17.6歳と非常に若い国です。25歳未満の人口が64%を占めるというデータもあります。優秀な若者を欧米に送り出しているタンザニア政府は、労働者不足の日本にも注目しており、特定技能の枠組みを利用して人材を送りだす準備を始めています。

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タンザニアの基本情報

東アフリカに属し、インド洋に面するタンザニア。130以上の民族が平和に共存しています。主要産業は農業や工業、観光など。世界銀行は2019年、タンザニアを「低所得国」から「低中所得国」に引き上げました。しかし経済格差やインフラ、失業率の高さなどの問題も抱えています。

国名 タンザニア連合共和国(United Republic of Tanzania)
国土 94.5万平方キロメートル(日本の約2.5倍)
国旗 黒はタンザニアの人々、緑は大地、青はインド洋、黄色は鉱物資源を表している
首都 ドドマ(法律上の首都であり、国会議事堂が置かれている)
※経済面の中心はダルエスサラーム(以前の首都)
人口 6,856万人(2024年:世銀)
民族 スクマ、ニャキューサ、ハヤ、チャガ、ザラモ等(約130)
言語 スワヒリ語(国語)、英語(公用語)
宗教 イスラム教(約40%)、キリスト教(約40%)、土着宗教(約20%)
一人当たりGDP 約1,200米ドル(2024年:世銀)

人口ボーナス直前のタンザニア

タンザニアは人口ボーナス期の入り口に立っています。若年人口がとても多いにもかかわらず人口ボーナス期に入れない理由のひとつが、出生率の高さ。現在タンザニアの出生率は4.4人で、多産多死の傾向にあります。

人口ボーナス期に転じるためには、多産多死から少産少死へのシフトが必要です。タンザニアは近くその状態になるだろうと予想されており、一度人口ボーナス期に入ると2100年まで成長が続くと言われています。

タンザニア人材の特徴

タンザニアの人々は身体能力が高く、力仕事も得意です。不確実性の高い社会の中で生活しているため、どんな問題が発生しても柔軟な対応が可能。あらゆる手を尽くして、我々が思いもつかないような方法で解決して見せます。陽気で歌や踊りが得意、人懐こくおしゃべりが大好き。家庭でも職場でも助け合い、居心地のよい人間関係を重要視しています。

語学能力が高いことも特徴の一つです。家庭やコミュニティでは部族語、学校や職場ではスワヒリ語や英語を使います。特定の文字を持たず全てアルファベット記述であるため、日本語はじめ多言語の習得が早い傾向にあります。

在留タンザニア人の動向

在留外国人は年々爆発的に増加しており、中国・ベトナム・韓国人が半数以上を占めています。上位20カ国はアジアや欧米諸国が占めており、タンザニアはじめアフリカ人はごく少数という状態が続いています。

2025年6月現在、在留タンザニア人は682名で、その多くが永住者定住者留学生、家族滞在などです。「技術・人文知識・国際業務」45名、「技能」3名、「文化活動」1名。特定技能や技能実習生としての在留者は無く、今後に期待されています。

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タンザニア社会の特徴

東アフリカ有数の多民族国家でありながら、政治的に安定し平和な状態が続いているタンザニア。相互扶助が根付き平等であることを良しとする社会です。どのような背景があるのか、歴史や宗教について掘り下げてみましょう。

歴史

人類発祥の地とも言われるオルドバイ渓谷を要するタンザニアでは、古くから数多くの民族が狩猟や農耕、牧畜などで豊かに暮らしていました。7世紀ごろからアラブの商人がやってくるようになり、イスラム教とともにスワヒリ文化が浸透。奴隷貿易の拠点にされました。

19世紀後半からドイツやイギリスから植民地化され、「タンガニーカ共和国」として独立したのは1961年のこと。その後ザンジバル島と連合して「タンザニア連合共和国」となりました。当時のニエレレ大統領は、毛沢東による中華人民共和国を手本に社会主義国家を樹立。

しかし次第に経済が行き詰まり、自由主義経済も取り入れるようになりました。現在は混合経済体制を採用しています。

宗教

内陸部はキリスト教、沿岸部はイスラム教が定着しています。もともとは民族毎に異なる土着信仰でしたが、アラブ商人の影響でイスラム教が、ドイツ・イギリスの植民地化の影響でキリスト教が浸透。

土着信仰も残っており、風習などに影響しています。自分以外の宗教も尊重するため宗教間の対立は見られません。

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タンザニアの国民性と仕事観

130もの民族が共に暮らしているタンザニアですが、公用語の一つであるスワヒリ語が民族間の壁を低くし、一体感を生んでいると言われています。

タンザニアに住む人々はどんな国民性で、仕事に対してどう考えているのでしょうか。

国民性

タンザニアの人々は、違う文化や価値観を受け入れ尊重します。対立を好まず、合意形成を重視。所属する共同体の意向を大事にします。年長を敬い、礼儀正しく和を尊ぶところは日本人と似ているでしょう。楽しいことが大好きで、歌や踊りが得意。皆で仲良く過ごすことを大切にしています。

仕事観

タンザニアには相互扶助の精神が根付いており、家族の生活を支え共同体を維持するために仕事を選びます。そのため、どんなに熟練してもより良い条件の職場があれば、転職することに躊躇しません。

複数の仕事を持つ人も多く、社会もそれを容認。いつまでも会社に属さず、独立してビジネスを立ち上げたいと願っています。

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タンザニア人と一緒に働くときの注意点

タンザニアの人々を受け入れる時、どのような点に注意するべきでしょうか。文化も習慣も日本とは大きく違うタンザニアの人々とうまく信頼関係を築くため、職場や生活で留意するポイントを具体的に紹介します。

職場で注意すること

日本の職場はタンザニアとは大きく違うため、来日してしばらくは大きく戸惑うでしょう。そのままでは仕事を続ける自信を無くしてしまうかも知れません。

先ずは日本人の時間感覚を教え、フレンドリーな人間関係を心がけましょう。そして指示は短く明確に。声を荒げたり感情的に怒るようなことはせず、いつでも相談できる体制を整えてください。

日本的な時間感覚を教える

タンザニア人と日本人では時間の感覚が大きく違います。特に職場では5分前、10分前行動は当たり前。サービス残業という悪しき習慣もあります。ところが、タンザニアでは約束の時間に遅れるのは普通の事で、業務にめどがついたら時間より早く帰宅することも許されています。

まず、日本では時間をきちんと守ることが美徳であることを伝えましょう。そして、実際に職場では何時に来て何時に休憩、どういう状態になったら業務が終了する、など具体的に伝えるようにしてください。正確な時計を持っていないことも多いので確認も必要です。納期を守るのが難しいこともあるので、スケジュールに余裕をもって設定すると良いでしょう。

フレンドリーな人間関係を構築する

タンザニア人は一緒にいる人と楽しく過ごすことができないと、拒絶されているのではないかと不安を感じます。挨拶し合うことはもちろん、休憩中に一緒にお茶を飲み、お互いの家族の話をするなどフレンドリーな人間関係を心がけましょう。

休日に一緒に出掛けたり、家に招待することも喜ばれます。

指示は明確に

来日したては特に、日本語に不安があります。指示は短い言葉で、わかりやすくすることを心がけて下さい。英語が通じるので、こちらの知っている英単語をうまく使って伝えることも効果的です。

写真や絵を使ってマニュアルをつくるのも良いでしょう。また、タンザニア人は上下関係を重んじるため、指示がわかりにくくても聞き返すことができません。初めのうちは特に、どの程度まで理解しているか確認しながら、ゆっくり進めるようにしてください。

相談しやすい環境作りを

困ったときにすぐに相談できるよう窓口を設けてください。休憩時間に「わからないことある?」と声をかけるのも忘れずに。

常に笑顔で接し、話しやすい雰囲気を作るように。タンザニア人が男性なら男性、女性なら女性の相談窓口にするとより話しやすいでしょう。

生活で注意すること

日本の生活様式はタンザニアとは大きく異なります。ゴミ出しなど生活のルールを教えたり、食事や祈りの時間への配慮も必要でしょう。そして孤独を感じさせない気配りも大切です。

生活のルールを伝える

ゴミの分別方法や出し方など、正確にわかりやすく伝えてください。簡単な日本語を使ったり、英語でマニュアルを作って掲示するのも良いでしょう。トイレや風呂の使い方も細かく説明が必要です。大きな音を立てないよう、ドアの開閉や歩き方、携帯電話の音声などあらかじめ注意しておきましょう。なぜそうしなければならないのか、理由も丁寧に説明すれば、理解が得られやすいでしょう。

食事や祈りの時間への配慮

タンザニア人がキリスト教徒の場合、日曜日に近くの教会に行きたがるかもしれません。カトリックとプロテスタントそれぞれの教会がどこにあるか調べておくと親切です。

イスラム教徒の場合は1日5回の祈りの時間や食事制限などについて、どうするか意向を聞き、できる範囲で対応しましょう。

食事については、キリスト教徒には制限はありませんが、イスラム教徒の場合は制限があります。豚肉・アルコール・貝・タコ・イカなどを食べない場合が多く、肉類も祈りをささげた「ハラル」食しか受け付けない事があります。信仰の度合いによって食事内容が変わるので、どうしたいか事前にしっかり把握するようにしてください。

孤独を感じさせないように

タンザニア人は大勢でワイワイ過ごすことが大好きです。初めて来た日本で孤独を感じると、日本社会に順応するのが難しくなり、仕事に悪影響が出る恐れがあります。孤立することがないよう、職場や地域で交流の場を設けるようにしてください。

寮にWiFiがあれば、タンザニアの家族と連絡がとれるので喜ばれるでしょう。

日本とタンザニアの関係

日本はタンザニアが「タンガニーカ共和国」として独立した1961年から国交を結んでいます。1970年にはタンザニアに日本大使館が開設されました。現在、日本とタンザニアは「戦略的パートナーシップ」への移行段階にあり、政治的経済的な結びつきを強めている最中です。日本はタンザニアに自動車、鉄鋼、機械製品などを輸出し、コーヒー、ゴマ、たばこ、貴石、魚介類を輸入しています。

タンザニアへのODA(政府開発援助)

タンザニアにとって日本は主要な援助国のひとつです。これまでの実績は、円借款(低金利の円貸し出し)1,252.58億円、無償資金協力1,854.51億円、技術協力1,014.51億円。大規模なインフラ整備から、地域開発や教育などの人材・制度支援まで多岐に渡る支援を行っており、タンザニア政府から高く評価されています。最近も、都市の渋滞緩和プロジェクトや母子保健サービスの向上、農業支援やスポーツ交流などが話題となりました。

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まとめ

日本から遠く離れたタンザニアですが、そこに住む人々は年長者を敬い人間関係を重視するなど日本人と似た価値観を持っていることがわかりました。多文化・多言語に慣れているタンザニアの人々は、適切な教育と環境があれば、日本語や日本文化にうまく馴染むことができるでしょう。タンザニア人を職場に受け入れることで、人手不足解消となるだけでなく、日本とタンザニアの相互理解と関係強化につながります。陽気で明るいタンザニア人の受け入れを、ぜひ考えてみてください。

参考資料
外務省:タンザニア基礎データ
JICA:タンザニア国産業人材育成にかかる情報収集・確認調査
政府の統計窓口e-stat:データセット一覧

この記事の監修者

プロフィールカード
プロフィール画像
キャリアアドバイザー
秦 秀斗

大学卒業後、経営コンサルティング会社に入社し、企業の経営支援に携わる。その後、dodaを運営するパーソルキャリアにて、様々な方の転職支援に従事。その経験を活かし、株式会社JINにて、人材事業を開始。

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