
国内のIT人材不足が深刻化する中、日本を代表する企業の動きが注目されています。NTTデータがインドで5,000名もの増員を発表しました。世界規模で進む人材確保の動きは、国内で外国人採用を検討する企業にとっても見逃せない指標です。
本記事では、このニュースの背景と、日本企業が参考にすべきグローバルな採用戦略のヒントを、初めての方にも分かりやすく解説します。
・IT投資のトレンド
・世界的なIT人材争奪戦の現状
・外国人採用を成功させるためのステップ
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NTTデータがインドで5,000人を増員
2026年2月27日のロイター通信の報道によると、NTTデータは今年、インドにおいて5,000人の従業員を新たに増員する計画を明らかにしました。
主な採用分野は以下の3点です。
ソフトウェアプログラミング
コンサルティング
ITサポート
同社のグローバル事業を統括する幹部によると、1億ドル(約150億円)を超えるような大型のIT契約が、過去12ヶ月で2倍に急増しています。
特に「製造業」「物流」「公共部門(役所などの公的機関)」での案件が増えており、急増する需要に応えるための大規模な増員といえます。

なぜ今、インドで採用を強化するのか
NTTデータがこれほどまでにインドへ注力するのには、明確な理由があります。

圧倒的な人材の質と量
インドは世界屈指の「IT大国」です。毎年数十万人のエンジニアが誕生しており、若くて優秀な人材が豊富に揃っています。
また、英語が公用語の一つであるため、グローバルなプロジェクトにも即戦力として参加できる強みがあります。
巨大なインフラ投資の継続
同社は現在、インド国内に4つのデータセンター(大量の情報を保管・処理するための専用施設)を建設中です。
すでにインド国内で4万人もの従業員を雇用しており、今回の増員によってその体制はさらに強固なものになります。
投資予算の拡大とAI以外の需要
昨年のテック関連(技術関連)の予算は6~7%増でしたが、今年は7~9%増が見込まれています。注目すべきは、話題のAI(人工知能)だけでなく、それ以外の基幹システムや物流ネットワークといった「従来型のIT投資」も着実に増えている点です。
国内の外国人採用にも通じる背景
このニュースは、大企業だけの遠い話ではありません。日本国内で外国人採用を検討している企業にとっても、非常に重要な示唆(ヒント)を含んでいます。
IT人材は「世界で奪い合う」時代
現在、日本のIT人材不足は深刻です。2030年には最大で約79万人の人材が不足するという試算もあります。
NTTデータのような大手が海外拠点を強化するように、国内の中小・ベンチャー企業も、国籍を問わず優秀な外国人を日本国内に招き入れる、あるいは海外拠点で採用するという選択肢が当たり前になりつつあります。
北米市場の回復と連動
今回の増員背景には、北米市場の成長が関係しています。世界経済の動きとIT人材の需要は直結しており、景気が上向くタイミングでいかに早く人材を確保できるかが、企業の成長率を左右します。
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外国人採用を検討する際の3つのポイント
NTTデータの事例を参考に、これから日本国内で外国人採用(特にIT人材や高度人材)を始める企業が意識すべきポイントをまとめました。

明確な「役割」と「キャリアパス」
優秀な外国人材は、自分のスキルがどう活かされ、将来的にどのようなキャリアを築けるかを重視します。
・どのようなプロジェクトに携わるのか
・昇進の基準はどうなっているのかこれらを明確に提示することが、採用競合に勝つ秘訣です。
在留資格(ビザ)の正しい理解
日本で外国人を雇用するには、適切な在留資格(外国人が日本に滞在し、活動するために必要な法的な資格)の取得が不可欠です。
- 技術・人文知識・国際業務:エンジニアや事務職などが該当する一般的な資格
- 特定技能:深刻な人手不足が認められる16分野で認められる資格
受け入れ環境の「心理的安全」
「日本語が完璧でないと働けない」という壁を取り払うことも重要です。
・翻訳ツールの活用
・英語の社内マニュアル整備
・異文化理解を深める社内研修こうした「歩み寄り」の姿勢が、採用した人材の定着率を大きく高めます。
日本の採用担当者が今すべきこと
「まだ自社には外国人採用は早い」と考えている間に、優秀な人材はどんどん他国や他社へ流れてしまいます。まずは、自社のどの業務を外国の方にお願いできるか、棚卸し(現状の整理)をすることから始めてみませんか?
特に、今回のようなIT分野での増員ニュースは、「技術を持った人材は国境を越えて動く」という現実を裏付けています。
外国人採用はお気軽にご相談ください。
まとめ:攻めの採用で企業の成長を
NTTデータのインドでの5,000人増員は、IT需要の拡大と人材確保の難しさを象徴する出来事です。これからの時代、国籍にこだわらず「最適なスキルを持った人を、最適な場所に配置する」という考え方が、企業の生き残りに直結します。
外国人採用は、最初は難しく感じるかもしれません。しかし、適切なステップを踏めば、社内の活性化や新しい視点の導入など、多くのメリットをもたらしてくれます。
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