
愛知ダイハツ、マレーシアで整備士育成を開始
愛知ダイハツ(本社:名古屋市)は、マレーシアにおいて自動車整備士の育成を本格的に開始することを発表しました。2024年6月末から、政府機関であるマラ公団傘下の職業訓練校にて、独自の教育講座「愛知ダイハツコース」をスタートします。
この取り組みは、日本国内の整備士不足解消と、マレーシアにおける人材育成を目的としています。

第1期生14名が参加、教育内容も充実
このコースには第1期生として14人が参加予定で、ダイハツ車に関する知識、点検整備の技術、日本の整備関連法規についての教育を行います。講師は愛知ダイハツの熟練整備士が務め、即戦力の育成を図ります。
また、日本語教育も併せて実施し、日本での就業を見据えた準備を進めます。2026年1月には第2期講座が予定されており、以後も半年ごとに継続して開講されます。
専用研修センターと学生寮を完備
愛知ダイハツは、マレーシア現地法人近くに専用の研修センターを設立します。センター内には技能実習場を設けるほか、学生向けの無料寮も完備し、学習に専念できる環境を整備します。
日本での活躍を見据えたキャリアパス
コース修了後、卒業生は愛知ダイハツの技能実習生として日本に渡り、現場での研修や職場内訓練を行います。その後、一定の技能レベルに達した方は「特定技能1号」への移行を目指します。
特定技能資格取得後には、他のダイハツ店や業販店などへの人材紹介も検討されています。

整備士育成に向けた取り組みの背景
この取り組みは、愛知ダイハツが2024年9月にマラ公団と人材育成に関する基本合意書を締結したことを受けて実現したものです。整備士育成のための準備が進められており、今後も人材育成に注力する方針です。

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